私が思う、この『ゴロンドリーナ』の一番の魅力は、闘牛士という職業を取り扱っているという部分です。
闘牛士の漫画というのは非常に珍しく、私が闘牛に興味を持つきっかけになりました。
また、「生と死」がテーマになっている部分もあり、キャラクターがそれぞれの生と死についての価値観を持っているのも魅力的です。
闘牛士というのは死と隣り合わせの職業でもあり、闘牛を通じて、主人公の命に対する考え方に変化が現れたりするのも、とても面白いです。
ストーリーは比較的シリアスな雰囲気が強いので、キャラクターたちの心理描写や、シビアなドラマ性が引き立って、闘牛の緊迫感もよくでています。
もちろん、闘牛の知識が無くても、十分に楽しめる漫画ですよ。